地に足を着けて生きていくことは尊い
パートの女性を見ていて思う。
四時間会社で目まぐるしく働いて、家に帰って家事をして、子どもを育てて、薔薇を育てて、お盆には親戚付き合いをして、なんて立派な生き方なんだろう。
私は八時間働いたら家に帰って飲んだくれて寝るだけだ。お盆に墓参りもしなかった。しかも四月に入った職場を早くも辞めようとしている。
このフラフラっぷり、お恥ずかしい限りである。
タスクだのソリューションだのマイルストーンだのと、洒落臭い。
もしまた洒落臭いところに身を置いたとしても、いちばん偉いのは地に足を着けている人なのだと肝に命じたい。