転石苔を生ぜず

考えたことの記録です。

13年住んだ街へ遊びに行って

ロック好きの友達とフェスを見て、映画好きの友達と映画を見て、翌日は前職の先輩とランチした。

フェスの会場には前職の知り合いがたくさんいたので、ごっそり挨拶させてもらった。覚えていてくださること、好意的に受け入れてくださることに、とても感謝した。

一方、リアクションの違いも敏感に感じていて、
職場のお付き合いだった方は、「…!おー!元気…!?」と一瞬間があいたが、
友達づきあいしていたひとは、私が来ることを知っている人も知らない人も、ノータイムで反応してくれた。

私も前職のことは懐かしいと思いつつ忘れているし、忘れたい人のことが頭をよぎったら、名前を思い出せないことに喜びを感じていたりするので、人間関係ってそういうものだよなと思う。

自分は丁寧な人づきあいを維持するのができず、それは短所だと思いつつ諦めているが、自分のことを気にかけてくださることに感謝したい。

あと、知っている土地に遊びに行くのは、ノスタルジーがありつつ土地勘があって便利でよいです。街の表情はすぐ変わってしまうので、寂しい思いもしつつ、新鮮な気持ちもある。

 

そして、そこに快さを感じるということは、私は流れ者気質なのかなと最近思う。
地面に深く根を下ろすわけではなく、かといってアメンボのように軽やかなわけではなく、浮草のようなものかしら。
しまった、転石から浮草になった。