転石苔を生ぜず

考えたことの記録です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

また一人、尊い犠牲がでた

最近、何十回も自己紹介をしているのだが、 お酒飲めるの?との質問には 「ぼちぼち」「ほどほどに」「嗜む程度に」 とお答えしている。 実態は、控えめに言って大酒呑みである。 何度か一緒に飲むと把握してもらえて放置されるのだが、初めて一緒に飲む男性…

ついに最大の弱点を手放してしまった

コケティッシュな女性に出会い、 私の友達にはいないタイプなので最初は戸惑ったが、気持ちのいい方であった。 「一人がいやなんです、なにもできないんです」 と、おっしゃっていて、 いやいやあなたしっかりした仕事してらっしゃるしそんなことないでしょ…

自分の不器用さを思い知る

は?どういうことですか?それって必要ですか?根拠は?資料は? …あ?…仕事遅いんじゃない…? などとパソコンを前に言っていた自分よ、思い知るがよい。 お前は商品の梱包すらまともにできないのだと。 もたもたもたもた、冷や汗をかきながらテープをふんだ…

幹部社員候補と呼ばれたり掃除のおばさんになったり

仕事のバリエーションが多い会社に入り、 2ヶ月ほどいろいろ渡り歩く研修期間になった。 ある所では、 本社の新入社員が来たぞ丁重にしろよ、 いやいや、うちの事業所の強みを認識して持ち帰ってよ、 という扱い。 また別の事業所では、 研修でいろいろ覚え…

ガンガン個人情報を訊かれる

2回目の転職で海辺の町に来たが、皆さんためらいなく個人情報を訊いてくる。 何歳?独身?彼氏は?出身はどこ? 前にいた場所で歳を訊かれて、素直に「35歳です」と答えたら、 (……変なことを訊いてしまってすみません……) という雰囲気になってしまったこ…

ホワイト企業っぷりにビビる

社員がイキイキしている。 接する人がみんな親切にしてくれる。 …これはもしや狐に化かされてるんじゃないか? いつ何時手のひらを返されるのか… この5日間そんな心配をしていたのだが、とりあえずまだ大丈夫らしい。 今までのブラック具合を思って打ちのめ…

6日目 終わりよければすべてよし

Today is not my day. と思っていた。 ホテルから空港までのタクシー代、行きの料金+αを用意していたが、最後に特別料金?が加算され、若干足りなくなってしまった。 もうマレーシアリンギットをもっておらず、小銭まで全部渡して謝りたおして勘弁してもら…

5日目 帰りたくない

明日は現実へ帰らなければならない。 帰りたくない。 暖かいところで本とビールと昼寝のみで暮らしていきたい。 だがあと1週間もしたら飽きる気もする。 何事も適度が肝心。 また違う世界を見るために、現実世界で働こう。 そういえば転職するんだった。

4日目 テレビではコーランの読み方講座?をやっている

一言も言葉がわからないので全くの見当違いかもしれないが、コーランっぽい節回し、読めない字幕、インシャァッラー、画面の男性の四角い帽子で想像。視聴者のチャレンジ?も入った。 せっかく贅沢なホテルにきたのだからと、椅子のひとつまで使い倒そうとす…

3日目 ラグジュアリーの夢破れる

過去最高レベルのホテルに宿泊し、景色も設備も接遇も申し分なく、生きててよかったレベルなのだが、残念ながらホテルでじっとしていることができない。 到着1日目にして、町を歩き回って、適当な食堂に入って、メニューもライスかヌードルかぐらいのカテゴ…

2日目 無事に出国した

初めて羽田空港からの出国。 深夜便なので空港のシャワーブースを使い、シャワーと着替えを済ませ、無事に出国手続きを終えて飛行機を見ながらビールを飲んでいる。 空港価格なのは痛いが、ここで飲まないという選択肢はない。 リゾートっぽいビーズアクセサ…

1日目 まだ国内にいる

今となっては前々職か、公務員時代の同期6人に囲まれ、半年で退職することになった経緯と今後の仕事、今回の旅について説明したランチタイム。 6対1で質問に答えていたので、私だけランチを食べ終わらない。もぐもぐしながら自分なりに整理して経緯を話す。…

ビバ無職、旅に出よう

せっかく半月ほど無職になるので、さくっと旅に出ることにした。行き先はマレーシア。 ラグジュアリーなホテルでのんびりしてやる、プールサイドで読書とかしちゃうもんねーと思い、水着を新調し内容軽めの本も3冊買った。 若い頃は自意識が強くて水着にな…

バッタ博士に惚れた

書店で見かけて衝動買いしたら予想以上に面白くて一気読みしてしまった。 なんという変態に出会ってしまったのか。 バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4334039898/ref=cm_sw_r_other_apa_WU51zb9FM5J11 衝動買いの理由は、…

開拓しているようでいて、今までの貯金を使っている

ふと気づいたのだが、どうやら今年は厄年らしい。 女性は30代に2回も厄年があるようで、前回の大厄の際は弱点の恋愛関係を攻められたが、今回は得意なはずの仕事関係のようだ。 「役年」とも言うらしいので、まんざら悪いことでもないのだろう。 いよいよ中…

やりたくないことをやらないことは大事

前の職場の後輩が家族と一緒に会いに来てくれて、話す時間を作ってくれた。なんとありがたいことか。 彼女は仕事のモチベーションが上がらないと言う。職場の雰囲気や閉塞感はすごく分かるし、そこを離れることを思い切れない気持ちもよくわかる。 「雇用の…

刺されてないので合格点と思いきや戦いは続く

退職を申し出、まあまあ怒鳴られたが身体に危害が及ばなかったので、出だしとしては合格点である。 ボイスレコーダーを起動していたが、某議員のような面白い罵倒はなかったので残念だ。 ひとつ、「不満があったらわたくしに申し上げていただけませんでしょ…

ブラック企業は入るのは簡単だが出るのは難しい

転職活動の末、めでたく内定をもらうことができた。 今までの経験とは全くジャンルが違う「ザ・ビジネス」という企業。 社会人経験の大半を地方公務員として過ごしてきた35歳女性に、なぜ内定を出したのかは、入社できたら訊いてみたい。 さてさて、表題だが…

地に足を着けて生きていくことは尊い

パートの女性を見ていて思う。 四時間会社で目まぐるしく働いて、家に帰って家事をして、子どもを育てて、薔薇を育てて、お盆には親戚付き合いをして、なんて立派な生き方なんだろう。 私は八時間働いたら家に帰って飲んだくれて寝るだけだ。お盆に墓参りも…

目力を緩めることが大事

履歴書用の写真を撮りに行ってきた。 一週間前にスピード写真で撮ったのだが、怨霊のような仕上がりだったので、写真館を頼って行ってきた。 20歳の頃は目がパッチリしているのが可愛いと思っていたが、それから15年経過した今、目力が強いオバサンなど恐怖…

履歴書&職務経歴書という羞恥プレイ

恥ずかしい。 ただひたすらに恥ずかしい。 自分の社会人としての履歴を振り返るのも恥ずかしいし、それを元に自己PRするなど羞恥プレイもいいところだ。 羞恥を圧し殺してドヤ顔で自己PRしたのに、「こんなの全くもって使えない、論外」とバッサリいかれてい…

転職活動ふたたび

残念ながら、ふたたび転職活動をする運びになった。 転職サイトよりも頼れるのは、 コネクションである。 今まで自分が築いてきた人脈がものをいうのか、いわないのか。 私はどう評価されていたのか。 シビアな話だ。 中年になってから荒野に立つとは思わな…

A rolling stone gathers no moss

(1)職業や住居を変えてばかりいる人は地位も財産もできない (2)活発な活動をしている人は時代に取り残されることがない 好きなのは(2)だが、現実は(1)な気がする。 だがしかし、地位や財産がなんぼのもんじゃいと思っている。 地位というものに意義を見いだ…

転職先の選択を間違えたもよう

現在いる会社は、家族経営に毛が生えたような小規模会社である。 経営者とは数年来の友人で、事業拡大すると聞き、私の前職退職とタイミングが合ったので来ることにした。 ここ数年、何度か手伝いに来たこともあり、事務方が不足していることは分かっていた…

地方 vs. 地方創生

地方創生 などという言葉を産み出したのは、何のためなんだろう。 その土地に、 今住んでいる人がハッピーになるのか、 将来に渡ってハッピーにするのか。 短期的な目線でまちづくりをしてはいけない。 成果を求められるから。 まちを作ろうなんて、おこがま…

何とか社会に適合しようとしている会社員B

人が嫌いだ。 親兄弟は大切だし、友達と話せば楽しい。好意を向けられれば嬉しいし、バカにされたら怒る。 たが、根本的には人が嫌いなのだと思う。 なんと中二っぽいことを書いているのか。 書いているのが中年女性だから恥ずかしいことこの上ない。 世界が…

昔の彼氏が死んだら

後輩の訃報を知らせたい、と言われたとき、 15年前に付き合っていた後輩のことを思い出した。 初めて付き合って、初めてセックスして、好きと言い合った相手だった。 彼が死んだとしたなら?葬式には行ってもいいのか?奥さんとお子さんがいたら、どういう感…

後輩の訃報が届いた

訃報を伝えたいからメールアドレスを教えられたし、と友人づてで連絡があった。 メールアドレスが変わったことを伝えていなかった不義理を反省しつつ、誰が亡くなったのか気が気ではなかった。 後輩の顔が次々浮かび、仕事中は平静を装いつつ下痢したりした…

僻まないことが唯一の意地

などと言っている時点で僻み根性丸出しである。 「親にはなりたくないけどおばあちゃんになりたーい!」などとふざけたことを言っていた20年前の私よ、 母にならなければおばあちゃんにはなり得ないのだよ。 私は、客観的にはおばあちゃんになるかもしれない…

人をバカにするのはリスクが高い

アウェイに来たとき、何をするか。 権力者につくか、多数派につくか、日和見か。 私は堂々の日和見だ。 なぜ私はこんなに凪いだ気分なんだろう。 公務員を辞めて小さな会社に来て、権力者側にも多数派にもつけず、ふわふわしているのに、いい気分だ。 コピペ…