後輩の訃報が届いた
訃報を伝えたいからメールアドレスを教えられたし、と友人づてで連絡があった。
メールアドレスが変わったことを伝えていなかった不義理を反省しつつ、誰が亡くなったのか気が気ではなかった。
後輩の顔が次々浮かび、仕事中は平静を装いつつ下痢したりした。
32歳の女性が妊娠中に亡くなったという。
私は直接面識がない後輩だったが、
「ご家族のご心痛は察するに余りあります」と言うのも憚られる。
頑張って勉強して、仕事して、結婚して子どもができて、そこで死ぬって、どうしてそんなことが。
酷い。
人生は理不尽だ。
使い古された言葉が全くその通りに浮かぶ。
…私が死んだほうが損失が少ないのに…
と思う癖は良くないことだ。
私が死んでも悲しむ人はいるし、人が突然死ぬと事務処理もいろいろ大変なのだから。