転石苔を生ぜず

考えたことの記録です。

初デートの顛末やいかに

婚活パーティーで連絡先を交換した人と飲みに行った。

少し離れた街から来てくれるということなので、お店は私が予約した。

 

いざ店に入ろうとガラスのドアに手をかけたところ、中には取引先の面々がいらっしゃる。

もう目が合ってしまった引っ込みがつかない、ええいままよと入店したところ、そのグループのすぐ隣の席に案内される。

 

お相手は営業さんということで話に勢いがある。昔の彼女を半年引きずった話、去年婚活パーティーで知り合った女性とイタそうとしたが自分のものがうんともすんともいわなかった話など。

話はとても面白いのだが、37歳だけど一人じゃ何もできない、実家で毎朝お母さんが起こしてくれる、寂しがりで友達と一緒じゃないと飯も食えない、などのエピソードでパートナーにはならないと判断。

私は私で「何でそんなに冷静なの⁉」「男ゴコロがわかってない」「そんなことじゃ損してるよ」などとごもっともなご意見をいただく。

 

結論を尋ねられたので「お友だちで」とお答えした。

 

帰るとき、隣の席に「エンターテインメントをご提供できたらよかったです」とご挨拶をした。

 

その後二軒飲みに行き、「もう結婚しようよ」「いいじゃんめんどくさいでしょ」と雑きわまりないプロポーズを頂戴し爆笑した。

「ちょっとブッ飛んでるけどいい子だって親に紹介するから」と言われ、こんなにゲラゲラ笑ったのはいつ以来かと思うほどよく笑った。

 

その後車中泊をしたようだが無事に帰途についただろうか。

いろいろと面白い日になった。

そして私が婚活に向かないことも改めて認識した。