転石苔を生ぜず

考えたことの記録です。

月に照らされながら、肩が触れあう距離で歩いた

珍しくロマンチックなタイトルをつけてしまった。

 

初めて二人で飲みに行った焼鳥屋さんで、夫婦に間違われ、説明するのも面倒なので隣街からきた夫婦の設定で過ごした。

 

それまで敬語で仕事の話をしていたのに、「旅行で来ててー🎵」「ねー❤」

「これ今日撮った写真なんだけどさー」「えーなになに?」

という下手くそな芝居を繰り広げ、店を出てから二人で爆笑した。

 

好きでもない男と夫婦認定されたら全力で否定するはずだな、と自分の気持ちを確認した。

その時の帰り道は、お互いに好意があることは分かりつつも、一緒に歩いていても足取りがバラバラだった。

 

その後、仕事で飲む機会があり、二次会は二人になった。

帰りに送ってくれたのだが、歩調が合っていてびっくりした。

なぜだろう。二人三脚の練習をしたわけでもないのに。